当園のインタビュー記事を「いももちや」のホームページに掲載していただきました。 ―札幌のスーパー高校生の取り組みを紹介!(あとちょこっとだけ、自分の本も宣伝)―

記事を書いてくれたのは、札幌市立命館高校に通う平島竹流君、17歳。

今年から、縁あって、僕の農園(北海道北斗市)の近くに住んでいる竹流君のお母さんと一緒に食育イベントを共催するようになったんですが、竹流君も農業に興味があるということで、夏休みで函館に帰省したタイミングで、1日だけ、農園の仕事のお手伝いとインタビューをしてくれたんです。

https://imomochiya4.webnode.jp/%E7%A7%81%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/

今回こちら↑(七飯の道の駅のなかにある「いももちや」のサイト)に掲載された記事は、そのときのインタビューを元に書いてもらったものになります。僕の父が農園を始めたいきさつや、僕自身がこの仕事を続ける中で経験してきたことをまとめてもらいました。

それで、僕がこれまで行ってきた取り組みについては記事のなかにたっぷり書いてもらったので、ここでは竹流君が行っている活動を紹介してみたいと思います。

実は彼、北海道の中高生の活躍を発信するサイトを運営し、そのかたわら、日本の教育についてのブログを書いてるんです。もちろん、自主的に。学校や親に強制されてやってるわけではありません。自主的にやってるんです!(←ココ凄く大事)

もうね、その話を聞いて、なんてイイヤツなんだ!、なんて熱いヤツなんだ!と、僕は心底感動しちゃったわけですよ。中高生の活躍を発信するサイトの方は「北高りマガジン」っていうんですが、頑張ってる同世代の仲間を応援したい!という思いから自らサイトを立ち上げて、週一でインタビュー記事を掲載してるんです。しかも、取材を受けた人に応援メッセージを送れる仕組みまで作って。

「とにかくカッコつけたい!目立ちたい!」という一心で、ゴリゴリのパンクロッカーばりのモヒカンヘアにして、夏休み明けの始業式に出席した(!)高校生の頃の僕とはエライ違いです(もちろん、先生たちに死ぬほど怒られた後、バリカンで坊主にされました(笑))。ほんと、タイムマシンがあったら、過去に戻って、あの頃の自分の顔面を思い切りぶん殴ってやりたいですよ。そして、鶏のトサカみたいな間抜けな頭を引っ掴んで、竹流君の爪の垢を煎じて呑ませてやりたいです。世の中にはこんな凄い高校生がいるのに、お前は何アホなことやってんだ!と。

少し話しが脇道に逸れてしまいましたが、僕が特に気に入ったのは竹流君が書いている日本の教育についてのブログ。(北高りマガジンももちろん面白いですよ☆)。このブログには、竹流君が日頃日本の教育について感じている違和感や、「ここ、もっとこうしたらいいんじゃない?」みたいな提言が書かれていて、思春期の頃から日本の教育に対して強烈な憤りを感じていた僕も、共感する部分がたくさんありました。

で、最初は興味深く読んでいたんですけど、読み進めていくうちに、だんだん悲しい気持ちになってきちゃって。だって、彼はこんなに素晴らしい活動を自主的に行っているのに、それが成績に反映されることはないわけです。それって明らかにおかしいと思うんですよね。(センター試験が廃止される2020年以降は、在学中の活動をまとめた報告書を入試に活用する方針も打ち出されているようなので、今後この辺のところは改善されていくのかもしれませんが)

ここでまた自分の話に戻りますが、僕、去年の9月に、「変えよう!日本の学校 カナダ人英語教師が提唱するエンパワーメント教育」っていう教育に関する本の監修・翻訳をやらせていただいたんですね。(著者はウチのオヤジです)で、その本のなかで、「日本の大人たちって、「今の若者は主体性がない」だの、「指示を待ってばかりで使い物にならない新入社員が多すぎる」だの好き放題言ってるけど、海外諸国みたいに、在学中の活動や成績を入試にしっかり反映させる仕組みを作らなかったら、自主性のある人間なんて育つわけないじゃん!」みたいなことを書いたんです。それと、本の最後に、「文部科学省への公開質問状」というページを設けて、こう書きました。「現行政府に都合の良い、損得勘定だけが得意な国民を量産することは、結局、亡国に繋がるとは思わないのか」と。

日本の教育システムは、昔も今も変わらず、生徒の記憶力と情報処理力(あらかじめ決められた答えを導き出す能力)を重点的にテストで計測し、点数をつけ、優劣を決めるというやり方一辺倒です。他のOECD加盟国(特に教育システムが発達している北欧諸国)のように、模擬選挙のようなディベートをベースにした授業や、レポートを成績評価の材料として取り入れている学校はあまりありません。

だから、日本の多くの学校では、テストの点数が低いというだけで、人間性そのものを否定されます。じゃあ、テストで良い点を取れる生徒の方が偉いのかというと、当然、そんなことはないと思うんですよね。もちろん、テストで良い点を取るのは素晴らしいことです。テスト勉強に対して費やされた努力は評価されて然るべきだと思います。

だけど、その一方で、シュタイナー教育を提唱したルドルフ・シュタイナー然り、僕が書いた本の副題にもあるエンパワーメント教育を提唱したパウロ・フレイレ然り、テスト偏重教育の問題点をかなり早い段階から指摘してきた教育者たちは、ほぼ全員と言っていいくらい、「いくら頭が良くても、才能に恵まれていても、他人への優しさがなければ何の意味もない!」とか、「何よりも先に評価すべき資質は優しさのはずだろ!」みたいなことを本のなかでアツく主張してるんですよね。

それと、これも彼らのほとんどに共通している意見なんですが、「優しさ」は本能として備わっていないので、訓練して身につけていかなきゃならないものなんだそうです。そして、それを手助けするために情操教育があるのに、日本の教育はその辺をスッパリ切り捨てちゃってます。

先述した公開質問状の「損得勘定だけが得意な〜」という部分は、ここに繋がってくるんです。情操教育がないがしろにされれば、そりゃあ世の中、目先の損得でしか物事を考えられない人間ばかりになっちゃいます。(もちろん、そうじゃない人もたくさんいます。実際僕は、目先の損得に捕らわれず、しっかりとした信念を持ったカッコいい大人たちにたくさん会ってきました)。「日本は閉塞感に満ちていて息苦しい国だ」と言われるようになって、もうずいぶん長い年月が経ったような気がしますが、その辺の原因は、やっぱり旧態依然とした教育システムにあるんじゃないかなって、この本を書いてからは特に思うようになったわけです。

なんか、竹流君の活動を紹介する記事にするつもりが、結局、自分の意見を長々と書き連ねてしまいました(笑 というわけで、再度、竹流君のブログに話を戻すと、彼はきっと、目先の損得に捕われず、優しい心を持った素晴らしい高校生が北海道にはこんなにたくさんいるんだよってことをみんなに伝えたくて、この活動を始めたんだろうなあ、と僕は勝手に解釈しました。こういう高校生ってなかなかいないし、めちゃくちゃ貴重だと思います。

とにかく、竹流君のブログと北高りマガジン、面白いので是非読んでみてください。特にブログは今の日本の教育について凄く考えさせられる内容になっているので、教育関係の仕事をされている方のみならず、今学校に通っている学生さんたちにも是非読んでもらいたいです。

↓ブログ

https://ameblo.jp/takeducation/?frm_id=v.mypage-ameblo--myblog--blog&fbclid=IwAR3FbdGKS5K38-9a7LK1_ISf8IK1LXKVhe1U7IDsv82SpPtJd-Y_n0XX3qo

↓北高りマガジン

https://hokkorimagazine.wordpress.com/?fbclid=IwAR1kQAYhSR81JBVQeY_asRMUPSOm9vaLh76Lf__koa6qfPS1csY7u0fC8A0

そんなわけで、今日はこの辺で。最後まで読んでいただきありがとうございました!

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