親子代々受け継いできた小さな畑で、
一本一本の木を子供のように大切に育てています。
ハウレット農園は、カナダ人の英語教師・環境活動家のピーター・ハウレットが
1990年に北海道函館市の隣町北斗市で開いた農園です。
現在は、息子(ハヌル)が主にブルーベリーとカシスの栽培を、
パートナー(函館市内でRomioRiというエシカルブランドを運営)が主に商品開発や収穫期の段取りを担当。
父の代から一貫して農薬・除草剤・化学肥料を一切使用せず、トラクターやハーベスターなどの
大型機械も活用せず、手作業だけで畑を管理しています。
剪定・防虫対策・草刈り・草むしり・収穫・冬囲いなど、全ての作業を自分たち自身の手で行うことにこだわる
理由は、一本一本の木に寄り添って、健康状態や実の出来具合いを丁寧に観察したいから。
だから私たちは、自らの手に余るほど畑の面積を拡大したり、
木の数を必要以上に増やしたりすることはしません。
全ては、安心安全で、本当に美味しいブルーベリーとカシスを皆様にお届けするため。
「Small and Sustainable(小さく留め永く続ける)」をモットーに、
今日も大好きな土の上で、我が子の成長の過程を楽しむように木々たちと向き合っています。
失われつつある伝統品種を守り続けたい。
私たちの農園では、昔ながらの伝統的な品種を今でも大切に栽培しています。
カシスは「ボールドウィン」という野生に最も近い、中世ヨーロッパ時代に食べられていた品種のみを栽培。
世界的に見ても大変珍しい品種で、宣教師として戦後まもなくカナダから北海道名寄町に渡った祖父が自宅の庭に植えていた一株をもとに、私たちの代になってから挿し木で増やしました。
ブルーベリーは、「パトリオット」「ブルージェイ」「ランコーカス」など、戦後アメリカで親しまれていた寒冷地向けの品種(北部ハイブッシュブルーベリー)約7種類を主に栽培。
日本においてブルーベリーが一般的に知られていなかった30年以上前に、父がたくさんのお金をかけてカナダから輸入し、たくさんの労力を注いで畑に植え付けたものです。
最大の特徴はなんと言っても、濃厚かつ複雑な味わいと芳醇な香り。
昨今主流となっている新しい改良品種に比べると、樹勢が弱く収穫量も少ないのでとても手がかかりますが、食文化の多様性を育んでいきたい思いから、失われつつある貴重な品種の栽培にチャレンジし続けています。
無添加のカシス・ブルーベリージャム
カシスは古くからヨーロッパで「ジャムの王様」(ジャムにすると一番おいしい果物)と言われていて、その栄養価の高さから世界のアスリートたちも重宝するスーパーフード。
ブルーベリーは言わずと知れたメジャーな果物ですが、当園で育てている昔ながらの北部ハイブッシュブルーベリーは、上品な香りとコクのある旨味が特徴。
素材が持つそのままの美味しさと栄養価を余すことなくお届けするため、可能な限りたくさんのベリーを、できるだけ分量を抑えた有機きび砂糖と一緒に、香りが飛ばないよう短時間で煮込んでいます。
カシスジャムは東京の品評会「野菜ソムリエサミット加工品部門2021」で銀賞を受賞!
目も覚めるような濃い味わいと、アンチエイジング効果たっぷりのこだわりジャムをご堪能ください。
ブルーベリーの葉のお茶とハーブソルト
ブルーベリーの葉のお茶は、古くはアメリカの先住民が、病気を予防する薬として、または妊婦の気持ちを落ち着かせるために重宝していたとされ、現在も主に欧米諸国で親しまれています。
2020年にそのことを知ってから、翌年にDIYで畑に専用の乾燥ドームを建てて、ブルーベリーの葉の収穫と商品開発をスタートしました。
ハウレット農園のブルーベリーの葉は、一般的なブルーベリーの実に比べて、抗酸化力が40倍で、ビタミンC含有量が24倍。
※東京メディカル青果物研究所調べ
ブルーベリーの葉には、血圧の上昇抑制、血流の促進、PMS・生理痛・アレルギー症状の緩和などの作用があることもアメリカの大学や機関による研究で明らかにされています。
そんなブルーベリーの葉の栄養素を余すことなく摂取できるよう、乾燥した葉とフランス産ゲランド海塩をブレンドしたハーブソルトも作りました。
梅に似たさっぱりとした味わいと、爽やかでフルーティーな香りをお楽しみください。
JUSTIN and ROMIIの、洗って繰り返し使える蜜蝋・ヴィーガンフードラップ
JUSTIN and ROMIIは、ハウレット農園とエシカルブランドRomioRiによるクリエイターズチーム。
衣・食の分野において自然に寄り添うモノづくりをするなかでプラスチックゴミ問題に関心を持つようになり、エコフレンドリーなフードラップづくりを始めました。
フードラップとは、洗いながら何度も繰り返し使える、環境に優しい食品用ラップのこと。RomioRiが仕入れた布に国産の蜜蝋を染み込ませた「蜜蝋フードラップ」と、植物由来のワックスを染み込ませたヴィーガンの方向けの「ヴィーガンフードラップ」の2タイプがあります。
野菜・果物・お菓子を包んだり、パンやおにぎりを包んでお弁当代わりにしたりと、使い方は様々。使い終わったら、水かぬるま湯でサッと洗って干しておくだけなので、お手入れも簡単です。
ブルーベリーの受粉を助けてくれる蜜蜂たちにとって住みやすい環境をつくることの大切さや、プラスチックごみ問題について考えるきっかけづくりの一貫として、小学校やイベントなどでフードラップづくりを体験するワークショップも行っています。
生ブルーベリーと冷凍ブルーベリー・カシス
私たちの農園では、毎年夏の収穫期になると、生用の品種のブルーベリーを地元のケーキ屋さんやパン屋さんに出荷しています。
また、冷凍用の品種のブルーベリーとカシスは、収穫後すぐに作業小屋に運び入れ、きれいに選別してからその日のうちに冷凍保存しています。
選別をする際は、完熟果9対未熟果1の割合でブレンド。こうすることにより、適度に酸味があって引き締まった味わいのジャムをつくることができるからです。
ジャムづくりはもちろん、冷凍をそのまま食べたり、パンケーキの生地に混ぜたり、肉料理のソースに使用したりするのもオススメです。
夏場の収穫はジャムの品質を保つ上でとても大事な作業。毎日早朝から畑に来て、収穫時期や食べ頃の異なるそれぞれの品種の熟し具合を入念に見極めています。
また、毎日の時間帯ごとの天候や気温もその都度細かくチェックし、収穫スタッフの方々のシフトを組んだり、出荷の予定を立てたりして、最も適切なタイミング・状態で摘んだベリーをお客様にお届けできるよう心がけています。
目が覚めるような濃厚なコクに驚きました。
これまで食べてきたベリー系のジャムは、 ぼんやりとした水っぽい味でたかをくくっていました。 ハウレット農園さんのカシスジャムは、 そういった認識を覆すものでした。
「カシス」というベリーが持つ底知れない強さが、 はっきりと感じられるジャムです。
ー静岡県 0様
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冷凍ブルーベリーは毎朝のプロテインに欠かさず入れているので冷凍庫には常備しています。
今回ハウレット農園さんから届いたブルーベリーを食べてみて、今まで食べていた紫の粒は何だったの?って気分で、元には戻れず。
ブルーベリーの味って、生産者によってこんなに違うのかと驚きました。
ー東京都 K様
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毎日飲んでいるブルーベリーの葉のお茶、爽やかな香りが落ち着くので気に入っています。
友人に贈った際もとても喜ばれました!
老後は、ちゃんと栽培過程が分かってエビデンスも取れている食材を摂取したいと思っていたので、これからも健康のために毎日続けていきたいです。
ー北海道 K様
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